超低価格宇宙輸送
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超低価格化宇宙輸送
現在の宇宙輪送費はとても高額であり、莫大な費用がかかります。宇宙旅行を実現するためには、少なくとも現在の100分の1以下のコストダウンが必須になり、超低価格化宇宙輸送は、宇宙旅行実現のもうひとつの重要なカギになります。現在の使い捨てロケットによる宇宙輸送の場合、100億円の人工衛星を打ち上げるために、輸送費(ロケット製造費)として約100億円かかり、トータルで倍の費用がかかります。そして、この輸送費はロケットが一度きりの使い捨てであり、再度使用することはできないため、この費用が全くの無駄になります。もしも、輸送機(ロケット)が再使用できればこの打ち上げ費用は安くできるのです(逆に言うと、使い捨てロケットでは宇宙輸送費は大幅に安くはならないということ)。超低価格化宇宙輸送の実現は、飛行回数と1回の輸送量(乗客数)大きく影響され、再使用型宇宙輸送機による高頻度の大量輸送(需要)が必要になります。
再使用型宇宙輸送機による高頻度の大量輸送
超低価格化宇宙輸送を実現するための技術的に重要な要素は再使用型宇宙輸送機ですが、技術的に可能であっても、高頻度の大量輸送の必要性・機会(需要)がなければ実現できません。再使用できる宇宙輸送機を高頻度で繰り返し使うための大量の需要が必要になります。宇宙への輸送で最も人気があり大量需要が見込めるのが宇宙旅行であり、宇宙旅行ビジネスの成長だけが宇宙輸送費の超低価格化を実現できるのです。宇宙旅行の初期段階のチケット代は航空業界の黎明期と同様に高額になり一部のお金持ちが乗客になって始まるでしょう。しかし、航空業界においても最初は非常に高額でお金持ちだけのものだった海外旅行が現在では誰もが行けるレベルまで低価格が実現されています。現在の航空業界は年々搭乗者数が増えて、低価格が更に需要を喚起し、産業も成長していく良いスパイラルになっています。宇宙旅行も同様に時間が経ち成熟されていくにつれどんどん価格が安くなり、誰もが手が届く値段になっていくでしょう。そして、さらに宇宙旅行産業が成長していくことができます。
宇宙輸送費の超低価格化が実現されると、宇宙へのアクセスが簡単になり、宇宙旅行だけでなく、様々な宇宙への人・物資の輸送が低価格で可能になり、宇宙ホテルの実現や国家レベルの大規模プロジェクトでも輸送費が安くなることで無駄をなくし、本来の開発部分にほとんどの費用をかけられるようになり、宇宙関連の産業が発展し、無限の可能性をもつ宇宙を自由に利用して、人類の夢である宇宙への進出が実現できるでしょう。